良寛さんの書

江戸時代の禅僧、良寛さんには子供たちに書をおくった逸話があります。

 

庶民に親しまれ、よく子供たちと遊んでいた良寛さん。書の達人でもありましたが、名のある人からの依頼には応えないことが多かった。

しかし、子供たちから凧などに書いてと頼まれると快く応じていたといいます。

 

きっと、大人からの揮毫の依頼には、打算があったからなのだと思います。

でも、子供たちのお願いには書の価値をどうするとかいう打算がない。ただ書いてほしい、ただ凧に良寛さんの文字が欲しい、ただ凧を楽しみたいというまっすぐな心がある。

良寛さんの書いた文字は「天上大風」。これを書いて高く凧をあげよう、と言ってみんなが喜んでいたのかもしれません。

遊びなんですね。

だから良寛さんは子供に仏を見て、子供と遊んだのだと思います。

 

このブログもこんな風に書けたら、そしてこんな風に生きられたなら。

良寛さんの姿は私の一つのあこがれです。