不満足なソクラテス

満足な豚であるより、不満足なソクラテスであるほうが良い、という言葉があります。 正確にはイギリスの功利主義者ミルが言ったことで、満足な豚であるより不満足な人間であるほうがよく、満足な愚者であるより不満足なソクラテス(賢者)であるほうがよい、…

あるがままということ

全てはただそのように起こっているだけ。 起きている物事には良いも悪いもありません。 ただそのように起こっているだけ。そのようにあるだけです。 あるがままというのは、そういうことだと思います。 ただそのように物事があるだけ。 いつもそれがあるだけ…

みんな自分が可愛いですから

anond.hatelabo.jp やっぱり人って自分が可愛いんですよね。 だから自分が基準になるんですよね。 自分がやるかやらないかで、良いか悪いかの基準が変わる。多かれ少なかれどんなことに関しても人間こういう傾向はあると思うんですよね。やっぱり自分が可愛…

自分という玉ねぎをはぐ

www.zen-nezumi.com 昨日のこのエントリーについてなんだけど、じゃあどうしたらいいのか。 あるいは禅的にみるとどういうことなのかというと、やっぱりこれは相手に期待しないこと、そのままを認めること、簡単に言うとこれしかないと思う。 やっぱり相手の…

男性はなぜ察するのが下手なのか

anond.hatelabo.jp 女性から見ると男性は察するのが下手なのだろう。それはもう間違いない傾向だと思う。 私は男だがその理由は3つあると思う(完全な主観と思いつき)。 1.女性のほうが圧倒的に苛烈に空気の読みあいをしながら成長してきている それこそ…

仏教史概観

ここでは非常に簡潔に仏教の歴史をおさえて、禅を含む大まかなマッピングとしたい。 仏教は紀元前5世紀頃に、現在のネパールに生まれたゴータマ・シッダールタをもって開祖とする。彼は王族である釈迦族の皇太子だった。年齢については諸説あるが、二十九歳…

「空」とは何か? ④

7 禅を著すことについて しかしここで私たちも改めて考え込むことになる。確かに理屈の上では何となく分かった(気がする)。でもそれでは、一体「空」をどのように「この私」に適用すればいいのだろうか? 「旅人と鬼」のお坊さんは、答えを知っているよう…

「空」とは何か? ③

5 「無常」「無我」「縁起」 そして私たちもまた「関係性」のなかを生きている。関係性を離れては、私たちは何者にもなれない。 たとえば「私は教師だ」と言おうとしたら、どうしても教える生徒がいてくれなければならない。もし誰も聞いている人がいない空…

「空」とは何か? ②

3 ソシュールの言語理論 「空」を理解するために、ここで私たちは少し遠まわりをしてみよう。あるいはこれはショートカットでもある。教えを請うのはソシュールだ。なぜなら彼の言語理論は、補助線という以上に「空」を明晰に説明してくれるからだ。 フェル…

「空」とは何か? ①

仏教の「空(くう)」について語る4回。 1 旅人と鬼 まずは印象的な仏教説話から始めたい。 ある旅人が一軒家で一夜を明かすことになりました。 夜中に一匹の鬼が人間の死骸をかついで来ました。すぐ後にもう一匹の鬼が来て、その死骸は自分のものだと争い…

禅について書きます。

4か月近く続けてきた当ブログの毎日更新も、おそらくそろそろ止まります。 とは言ってもそれほど読んでいる人もいないので大した問題ではありません。 私は、文章を書くことはわりと好きであると思います。少なくとも、それほど苦じゃない。それで小遣い稼…

私たちの北極星

良寛さんや、松陰先生について書いていて、ずいぶん自分とはかけ離れた、あまりにも自分にとっては非現実的な理想像だなぁとも思います。 でもじゃあただの理想に過ぎないよ、現実には役立たないという話になるかというと、それはやっぱり違うと思います。 …

至誠

慈悲とか、誠心誠意行動するとか、そういうことについて考えていたら、吉田松陰先生の言葉も思い出しました。これもしばらく日常にまぎれて忘れていた。 至誠而不動者、未之有也 至誠にして動かざる者は、未だこれあらざるなり。 誠を尽くせば、それで動かな…

良寛さんと慈悲

慈悲について書いていて、良寛さんのことを思い出した。 江戸時代に民衆から慕われた禅僧、良寛さんにはこんな逸話がある。 あるとき良寛さんが通りかかった村に、性格が悪く皆から嫌われている男がいた。良寛さんは彼と会い、誘われて彼の小舟で海へ出るこ…

正しさを人に振りかざすことは自制しなければならない。

正しさを人に振りかざすことは自制しなければならない。そのように思います。 正しさというのはナイフのようなもので、それが正しければ正しいほど鋭利になります。もし客観的に見てもまずこちらが正しいという状況があったとしたら、それを容赦なく突きつけ…

なぜ人を殺してはいけないか、あるいは慈悲について

慈悲とは何かということを考えると、おそらく自然に働くものなんだろうなと思います。 作ろう作ろうと思うものではなく、頭で考えてやることでもなく、自然に出てくるものなのだろうと思います。 そんな風に慈悲とは何かと考えたときに思い出した話があって…

だから駄目なんだろうな

人と人とが分かり合うというのはやっぱり難しい。それぞれの感覚があり、それぞれの正しさがあるという考え方が当たり前になった今の世界では、余計にそうだと思います。 どちらかが正しいということはなく、どちらかが間違っているということもない。そうい…

人の心はままならない、だから辛い

生きるというのは辛いことです。仏教は一切皆苦と言います。全ては苦しみです。この苦しみというのは、自分の思い通りにならないことを思い通りにしようとすることを指します。 自分の思い通りにならない最たることの一つは、きっと人の心でしょう。他人の心…

怒っている人は困っている人。

怒っている人は、困っている人。 昔読んだ本の、この言葉が妙に今も心に残っている。 そしてわりと役立っていることにしばしば気づく。 怒っている人を目の前にしたとき、「ああこの人はいま困ってるんだな」と思うと、それだけでわりと冷静に対応できる。 …

ピッチャー、しなちくに代わりまして、メンマ。

メンマって美味しいですよね。 私は小さい頃から好きでメンマが入っていなければラーメンじゃないというくらいに思っていました。というのも今ラーメンを作ってメンマを食べているからなんですけどね(投稿時間は別になると思いますが)。 ところがメンマっ…

明日も

先日電車に乗っていたら、男子大学生グループが乗ってきて大きな声で「SHISHAMO」について話していた。 「ししゃもって可愛いよな」 「ししゃも? えー、まじで?」 「いや、可愛いんだって。生で見てみなって、可愛いから」 というような会話で。 近くには…

20%弱、という表現について

~弱、~強、という表現があります。 「参加者の人数は100人弱」とか「達成度は80%強」とか。 この表現にどうも昔から馴染めないんですよね。なぜか。 「100弱」っていわれると、どうしても「100人と少し」というイメージが瞬時に浮かんでしまう…

Shazamって本当にすごい

わりとよく使うんだけど、Shazamっていうアプリがあるじゃないですか。 音楽聴かせたらアーティストと曲名を出してくれるやつ。 あれ本当にすごいと思うんですよね。 今でもよく覚えていますが、スマートフォンが世に出る前、昔は大変だった。街中とか店とか…

ちょっとしたやりとり

やっぱりうまくいかなかった時は、誰かにそれを話すのが一番だと思う。 そんな大げさな相談じゃなくても、ちょっと軽めに愚痴をこぼすのでも冗談にするのでもいい。ちょっとのやりとりであっても、誰かに聞いてもらうだけで少し楽になれる。 簡単なやりとり…

道頓堀だしマヨ

道頓堀だしマヨ | 日本コナモン協会|大阪 こういう商品があると聞いて、すぐ買ったんです。だって、気になるじゃないですか。 それで早速サラダで食べてみてすぐ思った。この味知ってる。 でもどこで食べたものだったかがどうしても分からない。 3日くらい…

猫になりたい

スピッツの曲。 ふと思い出して、定期的に聴きたくなる。 どうしてこんなに、何とも言えず心が伸びやかになる曲を作れるんだろうね。 猫になりたい。 言われてみたら、確かにそんな気もする。駐車場の猫は、あくびをしながら♪ という感じの猫に。 猫は猫で苦…

『夜と霧』(ヴィクトール・E・フランクル)書評

高校生の自分に読ませたい本 お題「高校生の自分に読ませたい本」 お題に従い選ぶなら、この一冊でした。 夜と霧 新版 作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2002/11/06 メディア: 単行本 購入: 48人 クリック…

ヘッドライン・ニュース

それではここでヘッドライン・ニュースです。 新たなチーム名を訴え一時身柄を拘束されたキシリトゥーリオ氏を支持する動きが、全国に広がっています。 国会前で行われた抗議デモには、主催者側の発表で約7万人が集まりました。学生を中心とした若い世代の…

ヒーローインタビュー

――それでは、キシリトゥーリオ選手に来ていただきました! ありがとうございます。 ――ここまでのご自身のパフォーマンスを振り返っていかがですか。 まったく満足できていないですね。課題が見つかったことだけが収穫です。 ――素晴らしいプレーだったと思い…

心を半開きにするブログ

やっぱりブログは書こう書こうと思って書かない方が良い。 書こう書こうと思っているときは、だいたい大層なものを書こうとしているときだ。 何か素晴らしいもの、きっちりしたもの、評価されるものを書こうとしている。そんなものを作ろうとするからしんど…