良寛さんと慈悲

慈悲について書いていて、良寛さんのことを思い出した。 江戸時代に民衆から慕われた禅僧、良寛さんにはこんな逸話がある。 あるとき良寛さんが通りかかった村に、性格が悪く皆から嫌われている男がいた。良寛さんは彼と会い、誘われて彼の小舟で海へ出るこ…

正しさを人に振りかざすことは自制しなければならない。

正しさを人に振りかざすことは自制しなければならない。そのように思います。 正しさというのはナイフのようなもので、それが正しければ正しいほど鋭利になります。もし客観的に見てもまずこちらが正しいという状況があったとしたら、それを容赦なく突きつけ…

なぜ人を殺してはいけないか、あるいは慈悲について

慈悲とは何かということを考えると、おそらく自然に働くものなんだろうなと思います。 作ろう作ろうと思うものではなく、頭で考えてやることでもなく、自然に出てくるものなのだろうと思います。 そんな風に慈悲とは何かと考えたときに思い出した話があって…

だから駄目なんだろうな

人と人とが分かり合うというのはやっぱり難しい。それぞれの感覚があり、それぞれの正しさがあるという考え方が当たり前になった今の世界では、余計にそうだと思います。 どちらかが正しいということはなく、どちらかが間違っているということもない。そうい…

人の心はままならない、だから辛い

生きるというのは辛いことです。仏教は一切皆苦と言います。全ては苦しみです。この苦しみというのは、自分の思い通りにならないことを思い通りにしようとすることを指します。 自分の思い通りにならない最たることの一つは、きっと人の心でしょう。他人の心…

怒っている人は困っている人。

怒っている人は、困っている人。 昔読んだ本の、この言葉が妙に今も心に残っている。 そしてわりと役立っていることにしばしば気づく。 怒っている人を目の前にしたとき、「ああこの人はいま困ってるんだな」と思うと、それだけでわりと冷静に対応できる。 …